ペット不可の集合住宅での野良猫問題

野良猫
12 /19 2012
私は数年前から野良猫の住みついている集合住宅を見守っています。
この集合住宅はペット不可で、野良猫への餌やり禁止という規則があります。
ですから、餌やりさんが野良猫に餌を与えていると「餌をやるな」と住人から度々言われます。
私が知っている餌やりさんは、野良猫が増えないように不妊手術を行い、近隣から何を言われようと最後まで面倒をみています。
野良猫の現実の厳しさを知っているから、増えないように自腹を切って不妊手術をして、飼うことは出来ないけど餌は十分に与え、掃除も毎日されています。

かたや、高層階から猫の姿を見ては人間の残り物を投げる住人、ペット不可であっても犬猫を飼われている住人が多数いて、猫を放し飼いにしている住人もいます。

野良猫への餌やりがいけないことは認識していても、猫の命の重さを大切にし、毎日お世話をする餌やりさん。
安易な気持ちで野良猫に餌を与え、不妊手術をしないから毎年仔猫が生まれていても、住人から何を言われても、全然気にしない餌やりさん。

今日見たブログ「こはる日和」に書かれている内容で、以下の文章に激しく同意しました(ブログから一部引用させていただきました)。


えさやりさん本人も

猫が好きで餌をやっているわけではなくて


この事は

無責任なエサヤリさんに共通することで


自分を待っていてくれる存在が欲しいだけだったり

エサヤリが生き甲斐だったり

寂しさを埋める道具だったり

近隣住民への嫌がらせとしてのエサヤリだったりと



猫は人間のオモチャではありません。
生きているんです。小さい体で一生懸命に。
こういう無責任な餌やりさんがいるために、本当に猫のことを考えて行動している人まで非難されるんです。

猫が嫌いな人にとっては、どっちが正しいかは関係ないんですよね。

ペット不可、野良猫への餌やり禁止の規則がある以上、餌をやるなと苦情を言う住人は正しい。
命の重さを理解し、野良猫がこれ以上増えないように不妊手術をした上で、野良猫に餌を与える住人も正しい。

この集合住宅での野良猫問題は、簡単に解決することではありません。

行政も指導に苦慮しています。
猫を放し飼いにしている住人に家の中で飼いなさいとも言えない、ペット不可の住宅だから。
不妊手術をしないで野良猫を増やしている現場の餌やりさんに対して、不妊手術をしましょうと指導はしてくれていますが強制力はありません。

規則を変えることは難しいでしょうが、40年以上前に制定された規則は、時代を反映し、変化をしてもいいんじゃないかと思います。

住人の意識の変化も必要です。
ペット不可の賃貸住宅の場合、内緒で飼うことになるんですから外に出さないのが基本だと思うんです。
鳴き声やノミダニ、ニオイ対策は当然しなければなりません。

野良猫に無責任に餌を与えることもダメです。

住人は自分とは関係のない問題と捉えるのではなく、身近な社会問題として理解し、みんなで話し合い、解決していくしかありません。

そのためには、野良猫問題に取り組んでいる住人自らが行動しなければなりません。
行政の職員と協議したり、場合によっては管理会社と話し合うこともあるでしょう。
第三者として、私が協議の場に同席することはあっても、実際に現状を訴えるのは住人でなければ意味がありません。
住人でない私が交渉しても意味はないのです。

行政の職員が現場を視察に訪れた日、事前に連絡しておいたにも関わらず、住人は現れませんでした。
私ひとりで対応したんです。
資料も前の晩に用意した物を渡しました。
職員さんは住人でない私がひとりで対応したことを不思議に思ったでしょうね。
そんな感じの話し方でしたし、住人でないからこそ行政側の本音も話されましたから。
その日に来なかったことに対して、いまだに住人から一言も説明がありません。
自分たちの住む環境をどうにかしたいと思うなら、自ら行動しなければ何も変わりません。

どうせ何も変わらないから、と何もしない人間は嫌いです。
自分一人はちっぽけな存在であっても、同じような考えを持つ人間が複数集まれば影響力も違うし、出来ることも拡がります。
個人では相手にしてもらえなかったことが、グループや組織になれば、きちんと話を聞いてもらえるケースがあるのです。

そこまでやる気がないのなら、今までと同様、猫嫌いな人から罵詈雑言を吐かれても、管理会社から「餌をやらないでください」と貼り紙をされようとも無視すればいいだけのこと。
猫たちに矛先が向かないようにと、私は願うことしか出来ません。

野良猫を害獣にするのか否か、それは餌やりさん次第。
餌やりさんには、餌やりという行為の意味を真剣に考えて行動して欲しいです。

今回は厳しいことを書きました。
ケンタとまるを保護した現場ですから、さまざまな思いがあり、なんとかしたいと思って活動してきました。
私の個人情報をダダ漏れにされたり、餌やりさんから上から目線で失礼なことも言われ、不愉快な思いもしました。
たくさん勉強させてもらった、そう思うことにしています。
あとは住人たちがなんとかするでしょう。
どうすればいいのかは私の言葉、行動で伝えてきました。それをやればいいだけのことです。
マロ、元気でね。

2012-12-19-02.jpg


こんなに長々と書く気はなかったんですが、長くなってしまいスミマセン。
肩も凝ったー(笑)。

次回はチロ姉さんの写真を載せますね、復活してきましたよー。


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コメント

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No title

キュウさんお疲れ様でした!!
猫さんの事だけでなく対住人、対行政との事など大変なのですね。
一番人間との関係が難しいですね。
不愉快な思いをしても「勉強させてもらった。」と言えるのは
素晴らしいです。なかなかそういう気持ちには、なれないものです。
キュウさんの気持ちが通じて猫さんに矛先がむかわないように
願うだけですね。

Re: No title

>ねこむすめさん
住人から管理会社から貼り紙をされたと連絡があり、すぐに現地へ向かい、貼り紙の写真を撮ってCCP代表に送信。代表は忙しい中、行政の担当職員さんにその写真を転送してくださり、職員さんが現地視察に来たのが10月のはじめ。
せっかく職員さんが来るのだから、現地を案内して現状を見せ、自分たちの活動や思いを話したらと事前に連絡していたにも関わらず、当日何の連絡もなくドタキャン。
冬に猫ハウスを置くというので、少しでも暖かいようにとフリースを持参したら「この人金持ちだから」と言われました。猫のためにと思い、まだキレイなフリースを持って行って、こんなこと言われるとは思いませんよね。素直に「ありがとう」でいいじゃないですか。
行政とのパイプ役は果たしましたし、あとは住人が行政や管理会社と直接やり取りしていけばいいと思います。
今後は住人たち自身で考え行動していくことを覚えてもらいたいので、私はこの現場から撤収します。

キュウ

懸命に生きている野良猫たちを見守りながら、時々、個人で野良猫の相談、T.N.R(Trap:捕獲 Neuter:不妊手術 Return:元の場所に戻す)、不妊手術の啓発、里親探しのお手伝いをしています。

時間がある時にCCP(Chigasaki cat's protect)の活動を手伝っています。

野良猫の苦情・不妊手術等は茅ヶ崎市保健所環境衛生課環境衛生担当へ、保護に関してはCCPに直接ご相談ください。